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FCCテクノインタビュー本文
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| 森戸: |
御社は関東と九州で営業展開されていますが、関東地区ではどのような形で展開をしているのですか? |
| 小林: |
九州地区では営業担当者をおいて積極的に営業活動をしています。関東地区ではシステム開発センターを千葉の幕張におき、セキュリティ面も配慮して60名ほどが常駐できる場所を用意しています。その他にも東京では、お客さま先に常駐している社員もいます。 |
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森戸:
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九州地場のお客さまの企業規模はどれくらいでしょうか?
『ふくおか経革広場』は、福岡県中小企業振興センターが運営主体で地場企業の情報化支援に役立つ情報を発信するサイトですので、お客様となる企業の規模をいつも教えていただいています。 |

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| 小林: |
お客さまの企業規模や業種はバラバラですが、小さい規模で言うと、年商が1億円いかないお客さまもいらっしゃいます。ですから、企業の売上規模でお客さまを選別することはありません。業種では『流通業』と『金融業』が多いようです。 |
| 森戸: |
この『ふくおか経革広場』を見ていらっしゃる九州の中小・中堅企業のお客さまは、「うちでもFCCテクノさんに相談できるのかな?」という目で、このインタビュー記事を見ていると思います。九州の中小・中堅企業のシステム担当者や経営者と話をしていると、実際に中小・中堅企業のシステム導入のサポートをしてくれる企業が見えていないということを感じます。御社は、地場企業のシステム導入のパートナー企業として期待してもよろしいですか? |
| 小林: |
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当社ではお客さまとのファーストコンタクトは各部門の営業担当者がとることにしています。ある程度の要件ヒアリングをしてから、システムエンジニアがお客さま先にお伺いして詳細をお聞きします。また、システム開発を長年やってきた会社なので、お客さまのご希望の金額に合わせたシステム提案や課題解決のためのシステム構成などについても自信持ってお話することができます。 |
| 森戸: |
お客さまから『システム会社のシステムエンジニアと話をしても話にならない』ということを耳にすることもあります。このような状況になるのは、システムエンジニアがお客さまが理解できない技術的な話に終始していることからおこっているのではないでしょうか。 |
| 小林: |
当社では、いかにお客さまにご納得いただいてお仕事を発注していただくかということを真剣に考えています。システムエンジニアにも、30代くらいになり、経験を積めばお客さまときちんとしたコミュニケーションができるようになってもらいたいと思っています。営業担当者を置くことでお客さまが抱えている業務上の問題を聞き出し、それをシステムエンジニアと一緒に課題解決のためのシステム構成を考えるというのが理想ですね。 |
| 森戸: |
営業担当者とシステムエンジニアとの間のコミュニケーションも重要ですが、御社ではどのような社員教育を行っているのでしょうか? |
| 小林: |
社員教育については従来から体系立てて考えるようにしています。今年からは人材育成計画なども考えて、社員によって業務の割り当てを変えてみたり、将来的にはどのような人材になってもらいたいのかなどを考えながら育てていくということに注力したいと思っています。 |
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システム会社によっては、長い年月プログラマとして活動することで、その道のプロになってもらうという方針で人材育成しているところもあるようですが、プログラマからシステムエンジニアになる、また、プログラマから営業担当者になるなどのキャリアパスもある程度は会社側から提示した方がいいと考えています。
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| 森戸: |
興味深いところですね。我々もシステム開発の会社の人材育成支援を行う中で、エンジニアのキャリアパスの考え方については会社の方針で大きく2つに分かれると考えています。 |
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システム開発の経験が浅い段階ではプログラマとして経験を積んで、それからシステムエンジニアになるというパスと、プログラマとシステムエンジニアというのは別の役割なので、どちらがキャリア的に上という考えではなく、それぞれの領域でプロフェッショナルを目指してもらうという考えです。 |
| 小林: |
当社としては社員の考えも聞きながら、それぞれの社員の資質に合った形のキャリア形成を考えています。プログラマとしてプロフェッショナルを目指すということであれば、それは評価したいと思いますし、また、システムエンジニアとしての経験を積ませたいと思いもあります。ただ、中途半端な形でキャリアを考えられるのが一番危険だと思っています。実際にきちんとした指針を出さないと中途半端になることは多いと感じています。プログラマ、システムエンジニア、プロジェクトマネージャなど、それぞれに必要な資質はあるわけで、社員全員にチャンスを与えながら、その社員の資質を見極めながら育てていくことが一番重要だと思っています。 |
| 森戸: |
人材育成の考え方には共感できます。実際にお客さまからの評価はどうですか? |
| 小林: |
お客さまが当社とお付き合いし、満足してくださることが前提ですので、お客さまが安心して使えるシステムをご提供することを日頃から心がけています。その中で、社員はお客さまにとって何が満足と感じるのかということを常に考えてお客さまに接しているので、概ね良い評価をいただいています。 |
| 森戸: |
御社はプライバシーマーク認証を取得されていますが、この認証取得の目的は何ですか? |
| 小林: |
これは、自社内の社員すべてがお客さまの機密情報、個人情報に限らず、情報管理全般をきちんと行うことができるようになりたいということで、社員教育の一環として取組みを開始しました。 |
| 森戸: |
なるほど、これも興味深いですね。システム会社は、お客さまの機密情報や個人情報などを預かってシステム開発を行う訳ですから、情報管理については徹底するのは当然ですが、そこを社員の教育まで含めて考えていらっしゃるというのが凄いですね。お客さまからシステムの運用管理などをアウトソーシングでお受けするということもあるのでしょうか? |
| 小林: |
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現在、データセンターの設置を検討しています。内部統制などの機運が高まってきたこともありますが、お客さまが社内情報の運用管理については非常に慎重になり、災害への対応も含めたシステムの信頼性の意識も高くなってきています。私どもとしては、お客さまに安心していただけるシステムの運用管理サービスを提供しなければいけないと考えています。 |
| 森戸: |
先ほど内部統制という話がでましたが、非上場の地場のお客さまも上場企業の日本版SOX法対応のあおりを受けて、ある程度の内部統制対応をしなければ上場企業からの発注がもらえない時代になってきたという話も聞きます。お客さまのシステム開発を担当される御社でも協力会社をはじめ外部にシステム開発などを依頼する際には、ある程度の基準を設けられているのですか? |
| 小林: |
社内では、外部への仕事の発注管理の審査は厳しくしています。どういう基準で、その会社にシステム開発の業務を依頼したのかということを記録に残さなければ発注できない仕組みにしています。 |
| 森戸: |
そうですね。そのような体制をシステム会社が作らないと、お客さまが取引先に対して、システム会社を選定した理由を説明できなくなりますよね。 |
| 小林: |
極力、例外を作らないということを徹底しないと意味が無いと思っています。楽なやり方ばかりを考えていると最終的には、お客さまから選ばれないことになります。 お客さまからの要求事項も最近では厳しくなってきていますから。 |
| 森戸: |
私も、そのシステム会社の姿勢が、お客さまが評価するところと感じています。お客さまが、取引先やお客さまに対して、システム会社の選定基準を明確に語れるようにしてあげるということが内部統制時代に一番必要だと感じます。御社の協力会社への発注管理などの考え方を聞けただけでも、お客さまは御社への信頼度があがったと思います。本日はありがとうございました。 |

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森戸 裕一 (もりと・ゆういち)
ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役
中小・中堅企業を対象にITを活用した経営手法、企業戦略などを提唱する、コンサルティング事業を展開。マイクロソフト社をはじめとするIT企業、自治体などが主催する中小・中堅企業向けIT化支援セミナーの講師も数多く担当し、“ITで元気になるヒント”の数々を提案し続けている。 |
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