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ふくおか元気企業;株式会社やずや
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株式会社やずや
矢:矢頭徹 株式会社やずや 専務取締役
学:学生インタビュアー NPO法人九州学生ネットワークWAN代表 指原沙織+小倉慎太郎
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学: 先代の社長が『やずや』を創業されたそうですが、創業の経緯をお聞かせください
矢: 先代社長は父なのですが、様々な仕事を転々として、昭和51年に飯塚に会社を興しました。最初は結婚式の司会やプランニングをしたり、訪問販売をしたりして、なんでも屋さんのようでした。紆余曲折しながら、通信販売を始めて、18年前に「やずや」に名前を変えました。その後いろいろな事業の中から「健康と食」をキーフレーズとして絞り込み、得意だった通信販売を本格的に始めることになりました。

学: 通信販売をメインでされていますが、 お客様と接する中で、気を付けていることは何ですか?
矢: すべてのお客様から100点満点をいただくのが理想なのですが、それはお客様と接する社員個人のレベルの違いもありますし、なかなか難しいと思います。でもせめて80点はいただけるようにしたいのです。通信販売はお客様に情報をきちんと見せ、納得のうえ購入していただくのですが、そういう視点で見直したとき、食べ物なのに説明が足りないことに気付き、わかりやすいように情報を付加しました。基本的に押し売りは嫌い。お客様が本当に納得してアクションを起こして欲しいので、情報と商品、その両方に特に気を配ります。

学: 通信販売の「信」が御社では「心」(通心販売)となっているのには、どのような思い入れがあるのですか?
矢: 自分自身が消費者でありたい、という思い入れが強くあります。商品を発売するときは「売れるか」という規準で判断せず「自分が欲しいかどうか」で判断します。たとえば友達に良い商品を勧める時は、その人のことを思って、本当に自分が「良いな」と思っている商品を薦めるでしょう。私たちもそういうスタンスで商品を販売しているので、通信の「信」は「心」の方が良いのではないか、ということで「通心販売」としました。

学: 御社の商品開発の特徴と商品へのこだわりを教えてください
矢: どこにでもある商品を、どこにでもあるやり方で販売しても、ありきたりのサービスになってしまうので、私たちは自社のオリジナル商品にこだわっています。販売しているのは全部、お酢、にんにく、雑穀などの食べ物のみ。売れるからという規準で、例えばコエンザイムQ10とか、ヒアルロン酸、ビタミンC、カルシウムなどの単一栄養素に特化した商品は販売しません。 株式会社やずや
  昔から良いと伝わってきている食べ物を現代風にどうアレンジできるのか、というのが僕らの仕事だと思っています。たとえば、にんにくを使った商品でも、「にんにくが体に良いから毎日摂りたいけどにおいが気になる」とか、「胃を悪くするんじゃないかと気になる」というようなことがありますよね。それを現代の技術でなんとかできないか、と考えるのです。雑穀も、普通に食べると美味しくないですが、ブレンドの方法の工夫で健康的でなおかつ美味しくなります。「健康のために美味しくなくてもガマンしなさい」というのでは続かないので、簡単に生活に取り入れて健康になることができないかとみんなで考えていくのです。

学: 御社は地域貢献活動を積極的に行っていらっしゃいますが、具体的な活動を教えてください
矢: 先代が「地域のお客様に愛されない会社は全国のお客様の相手はできない」という考え方だったので、地域の皆様から「やずやにここにいてもらいたい」と思われるような会社になることを目指しています。まず「まねき猫」という宣伝などを一切入れていない地域情報紙を発行し、地域密着の情報を紹介しています。
  また、スリランカの学生支援のチャリティイベントをしたり、ビルの敷地内にミニ公園を設置し子供が遊べるようなものを作ったり、イベントで集まった収益を障害者の施設などに寄付したり、踊りの好きな人と練習してどんたくに出たり、小学校の先生や留学生をインターンシップで受け入れたり。お金を使うことは簡単なのですが、社員がみんなで企画から運営までを、地域のみなさんにご協力いただきながら、地域のみなさんに還元することを大切にしています。 株式会社やずや

学: 地域貢献活動に積極的に参加していくことで、社員の皆さんに変化はありましたか?
矢: 社員みんなでこうしよう、ああしようと考えてチャレンジしていくので、参加することで社員が成長していると思います。職場がお金を貰うためだけの場所ではなくて、自己成長の場所になってほしいので、活動への参加は強制ではなく自主参加です。朝早くてもみんな来ますし、チャリティイベントも率先してやってくれます。やずやの社員は、頭がいいとか仕事ができるだけではダメです。思いやりがあって、気を配れることが大切。それが身についていると新しい発想や展開を思いつきます。地域貢献に参加することもすべてが勉強なのです。おかげで仕事の面でも社員が自ら提案をしてくるなど、意欲的になったと感じています。

学: 社員の皆さんがとても積極的に働いている印象を受けますが・・・
矢: 入社1年目くらいでも、一人でカメラを持って取材して「まねき猫」を作るなど、とても元気ですね。仕事以外のイベント、例えば忘年会などでも熱心です。みんなで一生懸命練習してチームごとに出し物をしたり、ゲームをしたり、盛り上がります。自主参加にも関わらず、イベントにも社員のほぼ全員が参加しています。私はいつも社員とファミリーでありたいと考えています。社長は「売上げの責任はすべて社長にある」という方針なので、社員は「プロセスをどう楽しむのか」なんです。求人活動一つにしても外部に投げず、自分たちで工夫して楽しみます。上司は指示せず、まず自分で考える。それで課題を乗り越えなければ、次のステップにいけないのです。

学: 自ら考え、自発的に行動するという社風なので考える社員に育っていくのですか?それとも、もともと意識の高い社員が集まっているのですか?
矢: 社長が「売上げ上げなくてもいいよ」といっても、社員が自然とがんばるし、また地震が起こった時にはすぐに被災先を調べて請求を止めたり、電話での問合せにも「大丈夫ですか?」と聞いたり、商品にお見舞い状を添えて送ったり、そういう社風だと思います。
  私自身も常に面白い会社でいたいと思うし、「さすがやずやだね」と言われたい。リーダークラスにはすでにその意識があり、新人も、意識の高いリーダーに育てられるので、時間管理やモチベーションの上げ方なども学んでいくのだと思います。みんなそれぞれ悩みなどを抱えているとは思いますが、非常に明るいですし、先輩の姿を見て、愚痴を言うくらいなら解決策を探そうと分かっているのだと思います。 株式会社やずや

学: 御社は新卒採用をされていますが、どのような人材を求めていますか?
矢: まずは素直さを持った人。私は25歳から専務で、外から見ればいいように見えますが、社外からは生意気だなどと言われたりすることもありました。でも若かったので、社内のみんなに頭を下げることができたし、競合他社でも、みなさんに教えてもらうことができました。ここまでやってこられたのは素直さが残っていたからかな、と思うのです。あと、私は基本的に人間の可能性を徹底的に信じています。私でも出来る、だからあなたにできないことはないでしょう、と。勉強ができなくても、コンプレックスがあっても、「自分を変えたい」「もっと向上したい」と自分の可能性を信じている社員は多いです。仕事は楽しんでやるもの。モチベーションを持続させ、自発的に考えていく、そして遊ぶときは遊ぶ。そうでないといい発想は出てきません。うちには一度会社を辞めてまた戻ってきた人もいるし、新卒のときに最終で落ちたけど、他社で経験を積んで、もう一度中途で入ってきた人もいます。枠にはまっていないのです。要はすべてを楽しめるかどうか。うちはファミリーだけど、もたれあわない自立したファミリーです。

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≪インタビュー後記一言≫
矢頭専務へのインタビューの中で、『うちはファミリーだけど、もたれあわない自立したファミリーです。』というお言葉が印象的でした。自立した社員の皆様が能動的に仕事に取り組む姿勢が、今のやずや様のすばらしい業績を上げている原動力なのだと感じました。
NPO法人九州学生ネットワークWAN 代表 指原沙織
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会社情報
株式会社 やずや
http://www.yazuya.com/
〒 815-8686 福岡市南区大楠1-34-16(日赤病院前)
TEL:092-526-0828
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