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地場企業に聞く!内部統制とCIOの役割(九州ベンチャーパートナーズ株式会社)03
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地場企業に聞く!内部統制とCIOの役割
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水口氏のプロフィールはこちら
情報化による業務改善を実現するには経営者の強い意思表明が重要
さらには96年1月には広報用の自社サイトを立ち上げ、6月には社内の情報共有を目的としたイントラネットを整備しました。私の名刺にも電子メールアドレスの記載をしましたが、マイクロソフト社が95年11月にウインドウズ95を発売したばかりだったので当時としては早い取り組みだったのでしょう、マスコミを含めて大きな反響がありました。昭和鉄工では96年1月には部長職以上全員に会社からパソコンを配布して、「パソコンの操作ができない部長は会社から去って下さい、これからの昭和鉄工には必要ありません」と年頭の挨拶で私から明確に申し渡しました。
トップに必要なのは問題を的確に把握しその改善にチャレンジすること
私が申し上げたいのは、経営トップがやるべきことは、自社の業務プロセスのどこが問題なのか、「見えない」ところがあれば、それを「見える」ようにできないのかと考えることではないかと思います。経営者自身が疑問に感じることを拾い上げて担当部門と徹底的に改善策を考えることが重要と感じています。私は昭和鉄工時代にトヨタ生産方式の考え方と業務改善を中心に考えたIT化推進で徹底的に社内の合理化を進めていきました。
また、古い体質の企業がIT化を推進する際には社内から反対意見も出てきます。しかし、経営トップが率先して情報化を進めて正しい経営判断を行うことと、将来を見越して企業競争力を強化するということにチャレンジしないと経営者としての役目を果たしているとは言えません。
トップと情報担当者とのコンビネーションがとても大事
経営トップがIT導入を検討する際には、これまで述べたように業務プロセスの改善という視点からシステム導入を検討するのが定石です。業務改善のために導入を検討しているシステムがどのような役割を担って、どのような効果を求めているのかなどを経営者が明確にして、細かいスペックの話などは情報システム部門のトップから提案を受ける形をとるのが最も効果的だと思います。
経営トップの意向を理解して経営改善に直結するシステムを考えてくれる優秀な情報部門のトップの存在が情報化の成功には欠かせません。システム会社の提案をそのまま受け入れる訳にはいきませんので、経営トップの思いと共に社内の状況にも精通している社内の情報化責任者の役割は重要になります。最近は、CIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)という言葉も使われ始めましたが、コーポレートガバナンスを考えた場合には、経営トップが打ち出した情報戦略を実行するCIOの役割は重要になってきています。私は昭和鉄工時代に優秀なCIOに恵まれていました。
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水口 敬司氏
九州ベンチャーパートナーズ株式会社 代表取締役社長
1935年京都府生まれ。京都大学工学部卒業後59年住友商事入社。
同社ロンドン事務所長代理、機電業務本部長補佐など歴任。
91年同社退社。同年昭和鉄工顧問として入社、専務、副社長を経て93年社長に就任。01年4月会長、同年6月から相談役。九州電力取締役も務める。ほか公職多数。
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